実はミサイルより「ドロボー」で忙しい金正恩氏の「腹ペコ軍隊」

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また、北朝鮮当局は3000ドル(約33万円)の賠償金を支払うことにしたが、遺族は受取を拒否した。

遺族は全人代期間中だった翌年3月、北京の外務省を訪れ、問題の解決を訴えるなど、大きな騒ぎとなった。中朝国境沿いに住む人々にとっては、核兵器やミサイルよりも大きな北朝鮮の脅威にさらされているのだ。

高英起(コウ・ヨンギ)

1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。

脱北者が明かす北朝鮮 (別冊宝島 2516) 北朝鮮ポップスの世界 金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 (宝島社新書) コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記