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米メディアも、亀城でミサイル機材を積んだ車両が確認されたてして、27日にミサイル発射に踏み切る可能性があると報じていた。これらはいずれも、米国の偵察衛星が26日頃までに捉えた情報に基づくものだったと思われる。

ところが正恩氏は27日、平壌市内の朝鮮人民軍墓地を参拝し、半月ぶりに公の席に姿を現した。この日は朝鮮戦争の休戦協定締結から64周年に当たる日で、北朝鮮がミサイル発射を強行しそうなタイミングと見られていただけに、正恩氏の動きは意表を突くものだったと言える。

これを受け、韓国軍当局は「発射が差し迫っている兆候はない」と発表した。しかし朝鮮中央通信が写真付きで報じたところでは、正恩氏は27日に翌日の発射を承認する「親筆命令」を軍に下していた。しかも実際の発射場所は、亀城から東に約130キロ離れた慈江道(チャガンド)の舞坪里(ムピョンリ)だった。