「秘密警察は私に性的暴行を加え殺人の片棒をかつがせた」北朝鮮女性の告白

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するとある日突然、李氏は保衛省から呼び出され、表彰を受け、褒美の品を受け取ったという。同時に、秘密をバラしたら厳罰に処せられるとの警告も受けた。

李氏は当初、何のことか良くわからなかったという。韓牧師の身に起きたことについて詳しい情報を持っていなかったためだ。そして普段から付き合いのあった中国の商売人から詳細を聞かされ、大きな衝撃を受けた。保衛省が自分の報告をもとに韓牧師の動向を把握し、殺害を実行したのは明らかだった。

知らなかったとはいえ、凶悪犯罪の片棒を担いでしまったことで良心の呵責に苛まれ、北朝鮮社会に幻滅した李氏は脱北を決行したという。

拷問が横行

しかし、中国国籍を保有する朝鮮族が殺害されたにもかかわらず、中国公安当局は真相解明に向けた捜査にどれだけ真剣に取り組んでいるのだろうか。