「空軍司令官だった李炳哲は縁故も特段の戦功もない人物ですが、彼が司令官を務めていた空軍基地を視察した金正恩は、その人懐っこさを気に入り、側近に加え、空軍司令官にまで引き上げたのです。そんな李はメカ好きの金正恩にぴたりと寄り添い、戦闘機の魅力、空軍の必要性を吹き込みました」
北朝鮮では、歴史的にも空軍が重視されてきたが、金正恩氏は李炳哲氏からの影響も重なり、戦闘機やミサイルといった「空の戦力」重視を強めたのかも知れない。
(参考記事:米軍機26機を撃墜した「北の戦闘機乗りたち」)崔龍海氏を除き、昨年の参拝でも顔を見せていた党幹部らの姿は「ICBM4人組」の後方に見られる。つまり、この写真は大陸間弾道ミサイル開発を成功に導いた「ICBM4人組」の功績を称え、さらにはミサイルを体制の結束に活用する狙いがあると見られる。