2016年は37年ぶりに朝鮮労働党第7回大会が開かれたこともあり、党政務局(旧書記局)メンバーのみでの参拝であり、軍服姿の幹部すら見られなかった。とくに金正恩氏の最側近のひとりである黄炳瑞氏は、なんらかの理由で姿を見せていない。
この時、金正恩氏の左隣に立っている崔龍海氏だけが、今年の写真でも最前列にいる。しかし、その位置は左端である。崔龍海氏は、金日成氏の戦友であった崔賢(チェ・ヒョン)元人民武力部長の息子という出自もあり、現在の地位を維持しているようだ。しかし過去、女性問題などで数々の変態性欲スキャンダルを起こしており、失脚と復活を繰り返してきた悪名高い人物でもある。
(参考記事:美貌の女性の歯を抜いて…崔龍海の極悪性スキャンダル)一方、今年の写真で金正恩氏の右隣に立つ李炳哲氏は、金正恩時代に入って頭角を現してきた人物である。北朝鮮空軍出身の脱北者は、正恩氏について次のように話している。