金正恩氏、文政権の対話路線にICBMでひじ鉄

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

ただし、文氏がどこまで融和的かついては、いましばらく見守る必要がある。文氏の政策に対する分析については以下のサイトが詳しい。

(外部リンク:The Korean Politics(コリアン・ポリティクス)

それでも、金正恩氏にとっては、北朝鮮に厳しい保守政権から進歩政権に変わっただけに状況が好転するタイミングであることは間違いない。朴槿恵元大統領の強硬姿勢に金正恩氏は苦戦を強いられたからだ。

2015年8月、非武装地帯に仕掛けた地雷が爆発したことをきっかけに、深刻な南北対立が勃発した。当時の朴政権は、韓国軍兵士の身体が吹き飛ばされた瞬間の映像を公開した。これにより、韓国世論は朴政権の強硬姿勢を後押しし、北朝鮮を事実上の謝罪に追い込んだ。

(参考記事:【動画】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間

さらに、米韓軍は北朝鮮の首脳部、すなわち金正恩氏に対する先制攻撃を意味する「斬首作戦」を導入した。