金正恩氏の核開発を「本気で」止めようとしている政治家はひとりもいない

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では、「その先」には何があるのだろうか。容易に想像できるのは、北朝鮮国内で食糧不足が発生し、大量の難民が中朝国境を越えることだ。

そのような状況を恐れるのは、中国の立場としては当たり前である。果たして、北朝鮮に対する経済制裁によって大量の難民が発生した場合、彼らを受け入れるためのコストは誰が負担するのだろうか。米国政府にせよ日本政府にせよ、「自分たちが分担すべきかどうか」ということなど、考えたこともないだろう。これでは中国が「自分だけ損をするのは嫌だ」と考えても仕方ない。