実際、これ以後、金正恩氏の公開活動は激減する。自らが暗殺されるかもしれないという恐怖心もあっただろう。さらに、金正恩氏は普通のトイレを使うわけにいかないため、地方視察の際にはたいへんな苦労をともなうのだが、米韓からの「斬首作戦」の脅しは、こうした苦労を倍加させたに違いない。
(参考記事:金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない訳)一方、金正恩氏は「われわれが選択した核戦力強化の道からたった一寸も退かない」と主張している。
(参考記事:ICBMに続き金正恩氏が食指を伸ばす「危険なオモチャ」とは)金正恩氏の激しい口撃は、この間、自分に不自由を強いてきた米国に対する怨念を爆発させているかのようだ。