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今月になって韓国へ亡命した2人目の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)兵士は、警戒の厳しい南北の非武装地帯を35キロにわたり歩いて軍事境界線を越えたという。

この兵士は23日午後9時半ごろ、江原道(カンウォンド)鉄原(チョロン)郡にある韓国軍の監視塔に、朝鮮人民軍兵士が手を振り亡命の意思を示しつつ接近してきた。

韓国軍は、意思疎通を円滑に行うために拡声器放送を一時中止した上で、この兵士の身柄を安全に確保した。

朝鮮日報系のテレビ朝鮮によると、この兵士は北朝鮮・江原道の洗浦(セポ)郡にある新兵大隊に入隊したばかりの17歳で、35キロの距離を歩いて監視塔までやって来た。取り調べでは「韓流ドラマと映画で韓国社会の姿を見た、豊かな韓国社会に憧れていた」と動機を語っている。