両江道(リャンガンド)のある地域のデイリーNK内部情報筋によると、このような方針は最近開催された人民班(町内会)の会議で伝えられた。普段は会議に参加しない住民が多いが、今回ばかりは生活と直接関係した内容であるため、全世帯が参加した。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)会寧(フェリョン)の内部情報筋も、最近同様の方針が伝えられ、個人耕作地だったところにカラマツとマツを植える作業が行われていると伝えている。
ことの発端は、1974年に金日成主席が提示した「全国土段々畑化計画」にある。農業生産を増やすことが目的だったが、「単純に耕作地を増やせば、生産量が増える」という生兵法だったため、著しい弊害を生んだ。