金正恩氏が配る激マズ「ミサイルお菓子」に子供たちから悲鳴

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両江道の白岩(ペガム)市場では、1袋が3800北朝鮮ウォン(約49円)で売られているが、普通のお菓子の半分以下の価格だ。それも、2009年以降値段がほとんど変わっていないというのだ。

恵山市場でのコメ1キロの価格を見ると、2009年9月には2300北朝鮮ウォンだったのが、今年4月中旬には4900北朝鮮ウォン、時期によっては6000北朝鮮ウォンを上回っている。つまり、他の物の値段はこの8年で大きく上昇したが、お菓子セットの値段は半分から3分の1に下がっているということだ。

(参考記事:金正恩センスの制服「ダサ過ぎ、人間の価値下げる」と北朝鮮の高校生

高英起(コウ・ヨンギ)

1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。

脱北者が明かす北朝鮮 (別冊宝島 2516) 北朝鮮ポップスの世界 金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 (宝島社新書) コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記