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3日にはティラーソン国務長官が職員向け演説で、北朝鮮が核・ミサイル開発を放棄すれば◆国家体制の転換は求めない◆金正恩政権崩壊を求めない◆南北統一を急がない◆米軍は北緯38度線を越えて北側に侵攻しないとする、「4つのノー」を保証する方針を示していた。

ところが、北朝鮮の金正恩党委員長はどれもお気に召さなかったらしい。これらに対する返答が、先述したバンドウ・レポートを引用した論評であり、14日の弾道ミサイル発射であったわけだ。

北朝鮮は12日夜から平安北道(ピョンアンブクト)の亀城(クソン)市付近の飛行場に移動発射台を展開。13日未明にかけてミサイルを起立させ、24時間以上が経った14日早朝に発射した。この動きを、米国は逐一見守っていたわけだ。