「日本に核の雨を浴びせる」…金正恩氏の「脅し」に潜む本当の危険度

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かつて1990年代には、北朝鮮高官が「ソウルを火の海にする」と語っただけで世界的なセンセーションを巻き起こした。今や北朝鮮は、この程度のことはしょっちゅう言っている。そして、こうした脅し文句が韓国国民の耳に馴染んでしまうと、韓国軍に対して海戦を挑んだり、韓国海軍の哨戒艦を撃沈したり、民間人も済む島しょ部に砲撃を加えたりと、軍事挑発のレベルを高めてきた。そんな中、2015年8月には北朝鮮の地雷が韓国軍兵士の身体を吹き飛ばしたことがきっかけとなり、戦争の瀬戸際まで行きかかった。

(参考記事:【動画】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間

つまり、北朝鮮の「核の脅し」は現在は口先だけだが、今後どこかの時点で、何らかの形をともなったものに化ける危険性がないとは言えないのである。