妻たちの話は市場での井戸端会議で次々と拡散し、遂には全国に広まってしまったという。
一方、北部の中朝国境地帯では、マレーシア駐在のカン・チョル北朝鮮大使が国外追放されたうわさも広がっている。
平安北道のデイリーNK内部情報筋によると、市場では「元帥様(金正恩党委員長)の兄がマレーシアで死んだ、だれそれの仕業だ、マレーシアにいた幹部(カン・チョル大使)が追放された」という話が出回っており、大人はもちろん、幼い子供までが「マレーシア、マレーシア」と連呼するほどの状況になっている。ただし、追放されたカン・チョル大使の名前までは知れ渡っていないとのことだ。