週刊京郷が入手した当時のEメールには興味深い内容が多い。例えば2005年12月1日に正男氏が財団宛てに送ったメールには「来年2月23日が叔父(張成沢)の還暦なので、韓服(チョゴリ)を仕立てたい」とある。これに財団側は「詳しい体のサイズが必要」と返すと正男氏はその内容を送ってきている。さらには韓国国内の有名占い師に叔父の運勢占いを頼んだ内容もある。厄払いのお札まで北京経由で送ったという。
2012年に亡命を打診
この記事の極めつけは、2012年の大統領選挙(与党の朴槿恵候補、野党の文在寅候補が出馬し朴候補が当選)の直前に、金正男氏が亡命しようとしていた具体的な状況が暴露されたことだ。