与正氏が単に独裁者の血縁であるだけであれば、仮に将来、北朝鮮の体制に変化が起きた後も、彼女は平穏な人生を送ることができるかもしれない。何故なら、どのような家庭に生まれるかは、誰にも選択できないことだからだ。
しかし、彼女個人が人権犯罪の容疑者となってしまえば、厳しい追及に遭う可能性が高まる。そうならずとも、周囲は容易にそのことを忘れてはくれない。それもこれも、彼女の祖父と父、そして兄が続けてきた恐怖政治に原因がある。正恩氏は、肉親を思うならばこの事実と向きわなければならないわけだが、彼に果たして、そのようなことができるだろうか。
