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一般郵便の場合は20グラムから送ることができるが、EMSは最低500グラムからで、単位が異なるからだ。ちなみに一般郵便で500グラム分を送れば料金は33〜64元(530〜1030円)になる。

また、EMSのメリットの一つであるトラッキングサービスは、北朝鮮向けの荷物の場合に限り使えない。送ったものがどこにあるか、宛先に届いたかを確認できるこのサービスだが、荷物が国境を越えて北朝鮮に入った瞬間から、追跡ができなくなる。これは、北朝鮮がインターネットやGPSの使用を認めていないことが原因と思われる。

中国郵政は、郵便物が中国国内にある限りはできる限りのことをするが、北朝鮮に行けば一般郵便と同じ扱いになってしまい、それについて中国では責任を取れないという。万国郵便条約で定められていることなので、中国の郵便局を責めてもどうしようもないのだ。

ちなみに、日本の郵便局では、北朝鮮向けのEMSは受け付けていない。サービスの質を確保できないからだろう。