人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

左遷や更迭ならまだいい。農場や炭鉱、工場などで一定期間の労働を通じて反省させる思想教育「革命化教育」、最悪の場合は政治犯収容所に収監される可能性も出てきた。

仮に政治犯収容所送りとなった場合、連座制が適用されてヒョン大使の家族もろとも収監されるかもしれない。英大使という立場から「この世の地獄」とも言われる収容所行きとなれば、まさに「天国から地獄」である。

(参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も

それだけではない。金正恩氏は就任以来、高級幹部といえども意に沿わなければ、残酷な方法で「見せしめ」にしてきた。ヒョン大使には、家族もろとも悲惨な末路がまっている可能性もなきにしもあらずだ。

(参考記事:「家族もろとも銃殺」「機関銃で粉々に」…残忍さを増す北朝鮮の粛清現場を衛星画像が確認

人質統治も強化

国際社会から非難されているにもかかわらず、金正恩体制は、公開処刑や連座制を廃止しようとしない。