米国が金正恩氏に「虐殺者」の烙印を押そうとしている

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ズビン米財務次官代理(テロ・金融犯罪担当)は声明で、「北朝鮮は金正恩の下で、自国民に裁判なしの処刑や強制労働・拷問など耐え難い残虐行為と苦痛を負わせ続けている」と非難している。

つまり米国は金正恩氏を、「人権犯罪者」として明示したわけだ。これで、両国の反目は決定的になるだろう。これ以外にも、国連の人権理事会は今年3月、日本とEUが共同提出した北朝鮮人権状況決議案を採択。ここでも、正恩氏が「人道に対する罪」を問われうることが示されている。

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正恩氏は国連と米国から、ナチス・ドイツのヒトラーやカンボジアのポル・ポトなど、世界史に残る虐殺者と同様の烙印を押されたも同然となった。