この前後にも同様の情報が相次いでいたこともあり、正恩氏のメンタルに異常なものを見る分析も出てきたほどだ。
(参考記事:「金正恩氏は感情で処刑」情報機関の心理分析)筆者自身、まったく「普通の人」と同じような神経で、こんなことが出来るとは思わない。しかし、まだ30代前半に過ぎない正恩氏が、権力を継承してわずか数年の間に独自の独裁システムを整備してきた過程を見るにつけ、上記のような「恐怖政治」の裏にも何らかの計算があったのではないかと思える。
実際、正恩氏は部下を操る上で、必ずしも処刑だけを武器にしているわけではない。