強盗未遂事件で逮捕された兵士1人は所属部隊に引き渡され、逃走した2人は所属部隊に自主的に戻った。部隊の幹部は「我々が処罰する」と語っているが、実際はほとんど処罰されない。
保安署はそれを知りつつも、「所属兵士の身柄を引き渡せ」という軍の意向には逆らえないのだ。
金正日氏が提唱した「先軍政治」により、軍の力が強くなったたためだ。金正日氏は軍による民間人からの略奪を厳罰に処するように指示を下したが、その一方で「軍人にきちんとご飯を食べさせなければならない」との指示を下した。
あきらめの声
しかし、定期的な配給を復活させるなどの措置は取っていない。これでは、兵士による犯罪を取り締まりべきなのか、見逃すべきなのかわからない。それは金正恩政権に入ってからも変わらない。