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公安当局は、彼らの関係先からコンピュータと各種文書、数百万元相当の金品を押収。さらには中国で活動する北朝鮮の工作員複数人を召喚しているという。

密輸業者らが、北朝鮮との間でどんな物を取引していたのかは詳らかでないが、どうやら電子部品やレアメタルの類であるようだ。また、中国公安は久しく前から密輸業者らの動向を追跡し、国連の対北朝鮮制裁決議2270号を受けて摘発に動いたとされる。

一方、読売新聞は11日、「中国の治安当局が6月上旬、中朝国境地域の遼寧省丹東に駐在する北朝鮮の工作員幹部の身柄を拘束し、多額の現金を押収していた」と報じている。

この件と、RFAの報じた3月の摘発の間につながりがあるのかはわからない。しかしいずれにせよ、今後も中国が本気で動くなら、北朝鮮の工作活動は大きく制限されることになる。

従来、中国の公安は北朝鮮の体制維持を重視し、中朝国境で活動する脱北者支援団体や北朝鮮の民主化グループを強くけん制してきた。わがデイリーNKジャパンとも深い関わりのある韓国の人権活動家・金永煥氏はかつて、中国当局によって長期にわたり拘束され、電気拷問など様々な拷問を受けた体験を語っている。

(参考記事:睡眠妨害、電気拷問、殴打…体験者が語る中国当局の拷問実態

「美女脱北」で警戒

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また、北朝鮮は中国でサイバー攻撃の拠点を運営。