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また、6月3日にもアフマディ地区の農場から密造酒55樽を押収、北朝鮮労働者2人を逮捕した。

クウェートには約3000人の北朝鮮労働者が滞在しているが、北朝鮮当局に割り当てられた「忠誠の資金」、つまり上納金を稼ぎだすために、酒の密造、密売を行っている。当初は宿舎で酒の密造を行っていたが、強まる当局の摘発を避けるために、クウェート人所有の民家や農場を借りて、密造を行うようになっている。

クウェートは酒類の製造、所有、消費が禁じられているイスラム教の国だが、人口418万人のうち、67%の230万人が外国出身者で、35%が非イスラム教徒だ。大きなマーケットが存在するだけあって、酒の密造、密売が後を絶たない。