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施設の衛生状態は非常に悪く、収監者にはまともな食事が与えられていない。さらに、赤道ギニアの軍人の監視を受け、拷問を加えられることもあるという。また、施設は、大西洋に浮かぶビオコ島にあり、アフリカ本土から32キロ離れている。逃げ出すのも困難だ。

当該施設で北朝鮮人が働かされていることは「公然の秘密」だと同サイトは伝える。記事を引用して報じたコンゴ民主共和国(旧ザイール)の「ル・ポタンシエル」紙は、同様の施設はサンパカとリャバにも存在していると付け加えた。また、北朝鮮企業は赤道ギニアで、富裕層向けの住宅、兵営、競技場の建設工事を請け負っている。

赤道ギニアは、産油国で財政的には非常に豊かなものの、富が国民に還元されず貧しいままだ。独裁体制が敷かれており、腐敗認識指数では世界最下位を記録するなど、エリトリアと並んで「アフリカの北朝鮮」と称されている。

北朝鮮とも長年友好関係を築いている。李スヨン元外相も、昨年、アフリカ歴訪の初の訪問地として同国を選んだほどだ。