また、正恩氏が直接指導したかどうかは明かされていないが、15日には移動式発射台から中距離弾道ミサイル・ムスダンの発射が行われた。
こうした動きを見ていると、北朝鮮は本当に、核弾頭の小型化にある程度、成功したのかもしれないと思えてくる。核弾頭の小型化に成功したら、次は弾道ミサイルに搭載し、実戦配備することになる。圧倒的な破壊力を持ち、なおかつ軍事的な「切り札」となる貴重な核弾頭を、信頼性の低いミサイルに載せることはできないからだ。
今はまだ、北朝鮮が米国中枢を核攻撃できる能力を持っているとは確認されていない。しかし、それは時間の問題というものだ。それに、日本の大部分を射程に収める中距離弾道ミサイル・ノドンにはいずれ核弾頭が装備されると予想されているし、その主要なターゲットには必ず在日・在韓米軍基地が含まれる。
(参考記事:「米国の存在を終わらせる」北朝鮮メディア、先制攻撃に言及)また、北朝鮮が開発中の弾道ミサイル潜水艦の基地は、日本海側に置かれている。