韓国の情報機関・国家情報院によると、昨年だけで20人が韓国入りしたという。その中には金正恩第1書記の統治資金を管理する朝鮮労働党39号室の幹部も含まれており、「ベンツ数十台分の資金を持って亡命した」(韓国紙記者)との話も聞かれる。
そうした資金の原資は、違法薬物や偽バイアグラなどの取引で貯め込まれた犯罪収益だ。金正恩ファミリーの贅沢や核・ミサイル開発を支えるためのカネなのだが、それがまんまと「ネコババ」されているわけだ。
(参考記事:金正恩氏の「バイアグラ資金」が盗まれている)北朝鮮が、そうした「秘密資金」づくりを始めたの数十年も前のことだ。