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韓国への入国ルートについて、聯合ニュースは、寧波空港から中国東方航空が運行しているバンコク便を利用して、タイへ入国。その後、陸路でラオスに入り、空路で韓国に到着したと報じた。ラオスのビエンチャン空港からは、大韓航空系のLCC、ジン・エアーと、そしてラオス国営航空が、ソウルの仁川国際空港まで直行便を運行している。

様々な情報と憶測が飛び交うなか、ハンギョレ新聞は、今回の集団脱北が素早く公表された裏には、朴槿恵政権の政治的意図があると指摘する。すなわち13日に行われる韓国総選挙の投開票に向けた選挙対策だ。

同紙によると、今回の集団脱北の公表は、青瓦台(大統領府)からの指示で突如として行われた。統一省は、脱北者と残された家族の安全のため、公表すべきではないと反対したが、政権に押し切られたという。つまり総選挙を前に、朴大統領が韓国政府の独自制裁が、北朝鮮に影響を与えていることをアピールし、保守層の票固めを狙ったものだと同紙は伝えた。