既に本欄では繰り返し指摘しているが、金正恩氏は、昨年の秋頃から中国を「核とミサイル」のワナにはめようとしていたのだ。2013年に親中派の張成沢(チャン・ソンテク)氏を処刑して以来、関係改善の兆しが見られない中朝関係を表向きは修復したと見せつけながら、36年ぶりに開かれる5月の挑戦労働党第7次大会で「核保有国」を宣言。そうれなれば、中国も容認した形になる。
(参考記事:北朝鮮のミサイル発射のターゲットは中国か)(参考記事:金正恩氏は中国に「核のワナ」をしかけたのか)
そもそも、北朝鮮は核開発をめぐり、中国とも対立して10年が経とうとしている。