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「こんなに無残に銃殺するなんて!生産を増やして偉大なる将軍様(金正日氏)に喜びを差し上げようという思いで幹部たちはトウモロコシを持ってきたのに、方法が間違っていたら処罰すべきとはいえ、銃殺までするのはあまりにもひどいです。労働者を食べさせるためにやったことで私腹を肥やすためのものではなかったのに…」

すると、防諜機関の要員が、死刑囚の縛りつけられていた柱まで彼女を引きずって行き、遺体を足で蹴ってどかせて彼女を縛りつけ、9発の銃弾を撃ち込んだ。わずか数分の間に起きたあまりにも恐ろしい光景に、住民たちは一言も発することができなかった。

翌日午後、当局の非道ぶりに憤った製鉄所の労働者たちが、死を覚悟して製鉄所内で抗議活動を始めた。

数千人の労働者たちは座り込み「これ以上幹部を処刑するな」「幹部は労働者と製鉄所のために正しいことをした」とシュプレヒコールを叫んでいた。自分たちの要求が聞き入れられるまで座り込みを続けるという労働者たちを見て、「さすが街が誇る製鉄所の労働者たちだ」と市民たちは頼もしく感じていた。

バラバラの遺体が

すると翌朝、街に轟音が轟いた。10数台の戦車が街を走り回っていたのだ。米国との戦争が始まったと思った市民たちが戦車の後に続いた。戦車に守ってもらおうという思いで。

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