「父のホ・ヨンギ氏は2001年に市の責任秘書に就任し、『金正日氏の母親の金正淑(キム・ジョンスク)氏の故郷である会寧を美化する』との名目で、市内のいたるところで都市整備事業を行った。彼が『みっともない』と言った建物は次々と壊され、『ホムルギ(壊す)』のアダ名で呼ばれていた」
ホ・ヨンギ氏は、昨年5月に中央の検閲(監査)を受けた後、更迭された。父の粛清と息子の殺人事件との関連は明らかになっていない。
ホ検事は犯行後に逮捕され、何らかの処罰を受けたと言われているが、具体的な刑罰は明らかになっていない。北朝鮮当局が、事件について厳しい箝口令を敷いているからだ。
莫大な権力を行使する検事がこのような事件を起こしたことが一般住民に知られると、権力機関に対する不満が拡大する可能性があることを当局は恐れているようだ。