韓国領事館の関係者は「大使館の運営費調達のために葉巻を密輸する北朝鮮外交官が多い。このような密輸は月に2~3回行われているようだ」と語った。
各国駐在の北朝鮮外交官は、大使館の運営費のみならず本国に「忠誠の資金」として収めるため、外貨稼ぎをするように司令を受けており、ノルマを達成するために違法行為を働く者が続出している。
今年5月にはバングラデシュ駐在の北朝鮮外交官が「バイアグラ」の無許可販売で摘発されている。また、3月には同国に金の延べ棒170本を持ち込もうとした外交官が摘発されている。さらに2009年12月には、23万本のタバコをスウェーデンに密輸しようとした事件も摘発されている。