人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

こうして富裕層が拡大すれば、その需要を満たすためのサービスも必要になる。昨年には、トンジュたちが投資を行い、国営の火力発電所との共同開発による、プールと温泉を備えたいわば「複合スパリゾート施設」が建設された。

自分たちの遊び場を自分たちのカネで建設し、その運営によって利益を得るもので、やっていることは日本や韓国の投資家と変わらない。

北朝鮮では本来、こうした資本主義的なビジネスは違法であり、国家が摘発に動くケースもある。しかしやはり、あちらの体制もカネの魅力は勝てないようだ。

そのことは、2013年5月にオープンした国営の贅沢施設「ヘダンファ(ハマナス)館」が証明している。浴場やサウナ、プール、レストラン、ショップが備えられた総合レジャー施設であり、オープン直前には金正恩氏が李雪主夫人と訪問している。この施設には海外ブランドの販売店があり、平壌でもトップクラスの美女たちが接客するという。