花火が打ち上げられる音を聞いた一部の住民は、北朝鮮の砲撃だと勘違いし、市役所や警察には問い合わせの電話が殺到。避難する住民まで現れた。その後、音の正体が「花火の音」だとわかると、今度は抗議の電話が殺到した。こうしたことから、金浦市側は開始後5分で花火の打ち上げを中止させた他。
花火大会を主催した住民自治センターによると、開催については話し合いが行われ反対意見も出たという。しかし、「予定していたことなので今更中止にできない」との理由で開催したが、今回の騒動へと発展してしまった。
金浦市は軍事境界線に面しており、花火が打ち上げられた公園は北朝鮮からわずか10キロしか離れていない。北朝鮮が問題視する拡声器も設置されており、市北部の一部地域には、実際に「避難命令」が出されている状況から「不謹慎だ」と避難する声が上がっている。