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 全斗煥政権下の韓国では、光州事件について語ることはタブーだった。生き残った人々は長年沈黙を強いられた。関係者たちは85年に有名作家の黄晳暎(ファン・ソギョン)氏の名前を借りて証言記録「光州5月民衆抗争の記録―死を越えて、時代の暗闇を越えて」を出版した。しかし、出版後すぐに本は押収、多くの関係者が逮捕されるなど激しい弾圧が加えられた。

1987年の民主化以降、光州事件は、曲がりなりにも責任者が処罰され、真相解明も進んだ。犠牲者の名誉は回復されて国立5.18民主墓地に埋葬されている。しかし、黄海製鉄所の虐殺に関しては真相解明も犠牲者の名誉回復も何もなされず、ただひたすら隠蔽されている。