北朝鮮部隊、実戦で「クラスター弾」使用か 5日のキーウ攻撃で
ロシア軍が5日に実施したウクライナの首都キーウに対する大規模ミサイル攻撃を巡り、一部の軍事専門家やOSINT(公開情報分析)コミュニティの間で、北朝鮮製短距離弾道ミサイル「KN23(火星11A)」のクラスター弾頭が実戦で初めて使用された可能性が指摘されている。現時点ではウクライナ当局や欧米機関による公式確認はなく、あくまで公開情報に基づく分析段階だが、事実であれば北朝鮮製弾道ミサイルの実戦運用が新たな段階に入った可能性がある。
5日の攻撃では、ロシア軍が弾道ミサイルや無人機を用いてキーウを攻撃し、多数の死傷者が出た。OSINTでは、現場で撮影されたとされる子弾や破片の画像を基に、使用された子弾の形状がロシア軍のイスカンデルM用クラスター弾頭とは異なるとの見方が浮上している。北朝鮮は今年4月、クラスター弾頭を搭載した戦術弾道ミサイルの発射試験を実施したと発表しており、一部の分析者は今回の攻撃との関連を推測している。
(参考記事:北朝鮮のミサイル部隊、ウクライナ軍の「最優先攻撃目標」に)
一方、ロイター通信は5日、ウクライナ国防省情報総局(GUR)当局者の話として、北朝鮮のミサイル部隊がロシア西部ボロネジ州への展開を開始したと報じており、この部隊がキーウ攻撃に参加した可能性も排除できない。
