そう語るのは北朝鮮平安北道の住民。儒教文化が強く、さらに資本主義文化を敵対視する北朝鮮では、ブラジャーも「非社会主義」として見られていたという。しかし、市場主義が発達した2000年以後は「ブラジャー着用」も一般的になり、タブーもなくなったという。
かつては、市場でも下着売り場で売られるぐらいだった。もちろん専門店もなかったが、つける女性が増えるにつれ、サイズもデザインも多様化しはじめた。ある下着商人はマネキンにブラジャーをつけてディスプレイまでして販売しているという。
現在のところ、市場で販売されるブラジャーは5元〜50元(中国元※注釈)と幅広い。洗濯しても型くずれせず、デザインや色がきれいなものほど高い値段がつく。
年配女性もブラジャー
また、年配女性はつけないケースが多かったが、その風潮も徐々に変わりつつあるという。