「北朝鮮兵を返せ」ロシアがウクライナに執拗に要求…強制送還はあるのか?
北朝鮮では、捕虜になること自体が「祖国への裏切り」と見なされる傾向が強い。過去には海外派遣労働者や亡命未遂者の家族が連座して処罰されたとされる事例もあり、帰国後の厳しい処遇を恐れている可能性が指摘されている。
韓国側も事態を注視している。韓国憲法は北朝鮮住民を韓国国民と見なしており、本人が亡命意思を示した場合、受け入れるのが原則だからだ。ただ、実際に韓国移送が実現すれば、ロ朝両国との外交問題に発展しかねない。ロシアにとっては「同盟軍兵士の流出」であり、北朝鮮にとっては体制の威信に直結する問題だからだ。
ロシアが執拗に「北朝鮮兵を返せ」と迫る一方、ウクライナは国際法を盾に慎重姿勢を維持する――。北朝鮮兵捕虜問題は、単なる捕虜交換を超え、ロ朝軍事同盟の“弱点”を映し出す象徴的案件になりつつある。
