イランで起きうる権力闘争は、北朝鮮の指導部にとって最悪のシナリオを具体的に想起させるだろう。

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さらに、今回の対イラン攻撃は「核開発を阻止するための先制行動」という論理が、現実の軍事行動として実行されうることを示した。これは、核武装を進める北朝鮮に対しても、同様の選択肢が排除されていないことを意味する。核と体制の安全を一体化させてきた平壌の戦略は、むしろ指導者個人の安全保障を危うくする逆説を内包している。

ハメネイ師殺害という衝撃的な事態は、独裁体制の「安定」がいかに脆弱であるかを浮き彫りにした。後継者ジュエ氏を前面に押し出す北朝鮮の演出も、決して盤石ではない。国際情勢の激変は、少女の肩に背負わされた「後継」という重荷を、さらに過酷なものにしつつある。暗雲は、すでに平壌の上空にも垂れ込めている。