結果として、核・ミサイル開発を加速させるだけでなく、有事における先制使用の誘惑を高める危険すらある。

(参考記事:イランが「米空母撃沈も」と豪語する、北朝鮮製の”小さな潜水艦”

イランに対して強硬な姿勢を示しながら、北朝鮮には事実上の黙認を続ける現状は、国際秩序の一貫性を損ない、抑止の論理を歪める。

軍事行動か対話かという二項対立ではなく、核武装を既成事実化させないための現実的な圧力と外交の組み合わせを、改めて構築する必要がある。さもなければ、沈黙のうちに北朝鮮の核戦力だけが強化され、地域の不安定化は不可逆的な段階に進むだろう。