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北朝鮮国営の朝鮮中央通信社は16日、「東・西部地域で大韓民国と連結された道路と鉄道を完全に閉鎖した」と発表した。

韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は15日正午、南北間を結ぶ道路の北朝鮮側の一部区間を爆破した。金正恩総書記は、今年1月15日に開かれた最高人民会議で「京義線のわが方の区間を回復不可の水準に物理的に完全に断ち切る。境界地域の全ての北南連携条件を徹底的に分離させる」と宣言したことに伴う措置と見られる。北朝鮮は9日にも、韓国との道路と鉄道を遮断し「障害物で要塞化する」と表明していた。

同通信は、「朝鮮労働党中央軍事委員会の命令第00122号」に従って、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)総参謀部が「韓国と連結されたわが方の区間の道路と鉄道を物理的に完全に断ち切る措置を取った」と報じた。

また、北朝鮮国防省の報道官は同日昼、「江原道高城郡カムホ里一帯の道路と鉄道60メートル区間と開城市板門区域トンネ里一帯の道路と鉄道60メートル区間を爆破の方法で完全に閉鎖した」と発表した。

今回の措置について同通信は「大韓民国を徹底的な敵対国家として規制した共和国憲法の要求と敵対勢力の重大な政治的・軍事的挑発策動によって予測不能の戦争の瀬戸際に突っ走っている深刻な安保環境から発した必然的かつ合法的な措置である」と述べたことから、北朝鮮は憲法を改正し、韓国を「敵対国家」としたことがうかがえる。

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報道官は、「閉鎖された南部国境を永久的に要塞化するわれわれの措置は引き続き取られる」と明らかにした。