勤め先の工場は予算も原料もなく稼働ができないため、労働者に給料を支払えない。一方、学校では給料の支給が行われており、勤続10年以上の教師には1ヶ月3万5000北朝鮮ウォン(約595円)の月給が支払われている。
(参考記事:金正恩一家の「聖地」で愛の行為にふける北朝鮮カップルたち)糧穀販売所ではコメ1キロ5700北朝鮮ウォン(約97円)、トウモロコシは3000北朝鮮ウォン(約51円)で販売されているが、品物が入荷しなかったり、店が閉まっていたりするため、密売業者から買うしかない。それぞれ400北朝鮮ウォン(約7円)高い値段でだ。これでは生活が成り立たない。
空腹のあまり出勤できない労働者、登校できない児童、生徒の数が増えており、このままでは「絶糧世帯」(穀物もそれを買うカネもない家)が続出し、国が助けてくれない限りは、ポリッコゲを越えられないだろうと情報筋は絶望の声を上げている。