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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は2日、米国が英国に核兵器を再配備する準備を進めていることを非難する論評を配信した。

米国は2008年に英国から戦術核兵器を撤収したが、15年ぶりにサフォークのレイクンヒース空軍基地に再配備する計画を進めている。ロシア外務省報道官は「米国の核兵器が英国に再び配備されれば相応の措置があるだろう」などと反発している。

北朝鮮の国際政治研究学会研究者のリ・ジソン氏による論評「核戦争の危険性を高める無分別な妄動」は、「2008年に英国での反戦・反核機運で50年以上更新、維持してきた核兵器を撤収させなければならなかった米国が15年ぶりに核兵器の配備を再び企んだのは国際平和と安全に対する重大な威嚇だと言わざるを得ない」と述べた。

また、「核兵器を自分らの覇権維持のための手段と見なし、全地球的な核兵器配備網を構築して『競争敵手』を牽制する一方、『抑止力強化』の美名の下に同盟国の命脈をもっとぐっと握り締めようとするのが、米国が追求する腹黒い下心である」と強調した。

さらに、「より危険なのは、米国がB61ー12をはじめとする戦術核兵器をアジア太平洋地域にも引き込もうと画策している事実である」とし、「米国と大韓民国の連中の中からB61ー12を搭載、運用するB-2ステルス核戦略爆撃機がグアムに配備されているから、今後、この爆弾が朝鮮半島地域での作戦にも使用されうるという妄言が往々にして吐かれているのが、これを予告している」と述べた。

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そのうえで、「朝鮮民主主義人民共和国の核戦争抑止力強化の努力こそ、全地球的範囲で露骨になっている米国とその同盟勢力の挑発策動を強力に制圧し、世界の戦略的均衡と安定を維持していくことに必須不可欠の寄与になるということを実証している」と主張した。