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北朝鮮が東海岸の江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)一帯で進めている総合リゾート開発。昔から風光明媚な場所として知られる砂浜で松濤園(ソンドウォン)、2011年から始めた葛麻(カルマ)飛行場の国際空港化、馬息嶺(マシンリョン)スキー場の建設、そしてその集大成としての元山葛麻海岸観光地区の建設と続いた。

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しかし、海岸観光地区の建設に関して、国営の朝鮮中央通信は2020年6月以降、ほとんど言及しなくなっている。また、完成したとの報道もない。金正恩総書記は2020年4月15日までの完成を厳命していたが、建設労働者は完成を待たずに、平壌総合病院の現場に移された。

こうして各地でハコモノ工事をやり散らかしている北朝鮮だが、ここに来て元山葛麻海岸観光地区の工事を再開させる方針を示した。デイリーNKの内部情報筋が伝えた。

朝鮮労働党経済部と内閣対外経済省は「元山葛麻海岸観光地区の建設完了に必要な資材を来年度貿易計画指標に反映することについて」という共同指示を、11月第4週に中央の貿易機関と対外経済省の当該部署に下した。

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ホテル、レストラン、プール、サッカー場、野外ライブ会場、住宅など100棟以上からなる全体計画だが、現在の衛星写真で確認すると鉄骨がむき出しで放置されたものから、完成したように見えるものまで状態は様々だ。

別のデイリーNK内部情報筋が2020年4月に伝えたところによると、大きく3つに分けられる地区のうち、海岸沿いの葛麻半島地区の外壁は8割、インテリアまで完成したのは6割で、釈王寺(ソグァンサ)地区は45%、元山市内住宅地区は2割ちょっとしか完成できていない。

完成予定日は2020年10月まで遅らされていたが、2020年1月から新型コロナウイルスの国内流入を防ぐために国境封鎖、貿易停止を行ったことで、資材が輸入されなくなり、工事はストップしてしまった。現状はまさにゴーストタウンだ。

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3年半以上に及んだ事実上の鎖国状態が解かれ、なんとか来年度までには完成させるという方針のようだが、先行きは依然として不透明だ。