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同通信の報道全文は次のとおり。

中国駐在朝鮮大使が文を発表

【平壌8月24日発朝鮮中央通信】中華人民共和国駐在朝鮮民主主義人民共和国大使が24日、「中華の大地には一つの中国があるだけだ」と題する文を発表した。

中国の内政である台湾問題にあくまでも介入しようとする米国の企図が、危険水位を越えてアジア太平洋地域の情勢をいつになく激化させている。

米国は、これまで中国と採択した3つの共同コミュニケを通じて台湾が中華人民共和国の一部分であるという点を明白に認めたが、事実上、国際社会が目撃したのはそれに反対し、否定する米国の真面目である。

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「台湾独立」勢力を政治的・軍事的に庇って、「二つの中国」作り上げ策動に執拗(しつよう)に執着し続ける一方、中国の「台湾侵攻」が直ちに目前に迫ってきたかのように世論を混濁させて、台湾の周辺で中国を基本標的とする危険極まりない軍事演習騒動を頻繁に行っているのがそれを立証する。

最近だけでも、米行政府が台湾に対する3億4500万ドル分の「武器援助一括案」なるものを発表し、台湾の「副総統」の米国「経由」を黙認したのに続いて、米国・日本・かいらい(南朝鮮)3者首脳会談でインド太平洋海域での現状変更のための一方的な企図に強く反対するという内容が含まれた文書を採択し、反中国雰囲気を鼓吹したのは、台湾海峡の情勢悪化の禍根が誰であるのかを間違いなく、正確に示している。

すでに明文化された通りに、1971年10月に採択された国連総会決議第2758号は、台湾が中華人民共和国の不可分の一部分であることを明らかにした。

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主権国家の自決権尊重に関する国連憲章と国際法を乱暴に蹂躙(じゅうりん)し、台湾問題を対中国抑止のテコにしようとする米国の不法無法の振る舞いは、公平と公正、正義と平和を志向する時代の流れと人類の念願に全く背馳する。

だとすれば、なぜ米国が「台湾カード」を時を構わず持ち出して地域情勢を極度の不安定に追い込んでいるかということである。

台湾問題を国際化して、アジア太平洋戦略実行のための集団的な対中国抑止の名分を築き、中国の気力を衰えさせて社会主義強国である中国の戦略的崛起(くっき)をどうしてでも遮ろうとするのがまさに、米国が抱いている陰険な下心である。

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米国の凶悪極まりない反中国対決策動によってこんにち、台湾海峡の軍事・政治情勢はいつ勃発(ぼっぱつ)するか分からない戦争の臨界点へと滞りなく突っ走っている。

刃物を引き抜いて家の中に入ってきた強盗を黙って座視する主人は、どこにもいない。

台湾海峡の平和と安全は決して、外部の招かざる客ではなく当然、台湾島の主人である中華人民共和国によって守護されなければならない。

中国人民解放軍が台湾周辺の水域と上空で各種の軍事演習を次々と行っているのは、中国の主権と国益を断固と守るための正々堂々たる自衛的な軍事的行動措置である。

米国とその追随勢力が台湾問題に対する内政干渉行為に狂奔するほど、それに正比例して聖なる祖国統一偉業を必ず完遂しようとする14億中国人民の決心と意志は、一層強烈になっている。

これを無視した米国があくまでも分裂を助長し、不法な二重基準で他国の主権を侵害し、陣営対決と平和破壊の道を選択するなら、その全ては米国の好ましくない将来を予告する前奏曲になるだけである。

朝鮮民主主義人民共和国は、無責任で一方的な強制措置で台湾海峡の情勢を極度に激化させている米国とその追随勢力の策動を強く糾弾するとともに、一つの中国原則に従って祖国統一を成し遂げるための中国の全ての措置を揺るぎなく支持する。

過去も、現在も、未来も台湾は中国の台湾であり、中華の大地の上にはいつも一つの中国だけがたくましく立っているであろう。---