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北朝鮮の外務省スポークスマンは21日、国連で北朝鮮人権決議案が採択されたことに対して、「重大な主権侵害行為として強く糾弾し、全面排撃する」と反発する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

国連総会第3委員会は17日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で会議を開き、北朝鮮の人権侵害を非難し改善を求める人権決議案を17年連続で採択した。決議案は来月、国連総会本会議に上程される予定であり、加盟国からの異議がなければ今年も採択される見通し。

北朝鮮外務省は、「国家の全ての路線と政策は人民の権益を最優先、絶対視し、人民の福利を増進させることに徹底して服従されている」と主張した。

つづけて、「われわれの『人権問題』に対して騒ぎ立てる国は一様に、人種差別と他民族排外主義、女性暴行、警察暴力、銃器犯罪など、むごたらしい人権記録を持っている世界最悪の人権蹂躙国である」としながら米国に矛先を向けた。

さらに、「国連が客観性と公平性、公正さを基本とする本然の使命を果たすには、『民主主義』と『人権擁護』の看板の下でイラクとシリア、アフガニスタンで数多くの民間人を殺りくした米国の反人倫犯罪行為から基本議題に上程させて当然な責任を問わなければならない」と述べた。

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そのうえで、「われわれは、われわれの国権を侵害するいかなる企図に対しても絶対に容認しないであろうし、敵対勢力の増大する敵視策動に最後まで強硬に対処していくであろう」と強調した。