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北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、日韓併合条約は「朝鮮の国家実体を完全になくすための前代未聞の悪辣な国権強奪策動であった」とする記事を配信した。

日韓併合条約は1910年8月22日、ソウルで寺内正毅朝鮮統監府統監と李完用(イ・ワニョン)大韓帝国首相との間で調印され、29日に公布、実施された。

記事は、「『併合』に関する純宗皇帝の『勅諭文』には、行政的決裁に使う御璽だけが押されているだけで、皇帝の署名がなかった。その反面、同日に公布された日本王の『詔勅文』には国璽と共に署名が押されていた。これは、『韓日併合』が純宗皇帝の承認を経て合法的になされたという日本の主張が偽りであることを立証している」と指摘した。

また、「朝鮮民族抹殺を狙った日帝の極悪非道な植民地ファッショ暴圧統治の数十年間、わが人民が強いられた民族的災難と悲劇は永遠に癒せない傷に残っている」と述べた。

そのうえで、「過去の罪悪の上に新しい罪悪を上塗りする日本の行為は、わが人民の反日感情を激昂させている」と非難した。