同通信の報道全文は次のとおり。
朝鮮の崔善姫第1外務次官 米国とは対座する必要がない
【平壌7月4日発朝鮮中央通信】朝鮮の崔善姫第1外務次官は4日、次のような談話を発表した。
われわれの記憶からさえもかすかに忘れかけていた「朝米首脳会談」という言葉が、数日前から話題に上がって国際社会の耳目を集中させている。
当事者のわれわれがどう考えるかについては全く意識せず、早まって仲裁の意思を表明する人がいるかとすれば、米大統領選の前に朝米首脳会談を行わなければならない必要性について米執権層が共感しているという声も聞こえる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面はては、いわゆる「10月の意外のプレゼント」をもらいうるという期待感を表明して、われわれの非核化措置を条件付きの制裁緩和と換えられると見る空想家まで現れている。
私は、いささかの誤った判断や踏み損ないも致命的で取り返しのつかない結果を招くことになる現在のような鋭敏な時に、朝米関係の現実態を無視した首脳会談説が世論化していることに対してあっけにとられることを禁じ得ない。
すでに遂げられた首脳会談の合意も眼中になく、対朝鮮敵視政策にしつこく執着している米国と果たして対話や取り引きが成立するだろうか。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面われわれと枠組みを新しくつくる勇断を下す意志もない米国がどんな小細工を持ってわれわれに接近するかということは、あえて会わなくても明白である。
米国が、いまも協商などを持ってわれわれを揺り動かすことができると思うなら誤算である。
われわれはすでに、米国の長期的な脅威を管理するためのより具体的な戦略的計算表を練っている。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面誰それの国内政治日程のような外部的変数に従って、わが国家の政策が調節、変形されることはないであろう。
これ以上、あれこれ言うこともない。
朝米対話を自分らの政治的危機を処理するための道具としか見なさない米国とは対座する必要がない。---