同通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮中央通信社 大規模灌漑システムの完成で報道発表

【平壌５月２３日発朝鮮中央通信】朝鮮中央通信社は、黄海南道の大規模灌漑システムが立派に完成したことで２２日、報道を発表した。

報道によると、金正日総書記の遺訓と党政策を体して建設者と黄海南道の人民は自力更生、刻苦奮闘して黄海南道水路２段階工事を３年余りの期間に完工する英雄的偉勲を立てたと明らかにした。

２段階工事の完工で黄海南道水路の建設が成功裏に完了したことによって、西海穀倉の広大な田野に灌漑用水を円滑に供給して穀物生産を画期的に増やすことのできる確固たる土台が築かれたと指摘した。

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国の西部地区に朝鮮式の灌漑網が特色あるものに形成されて、毎年数千万キロワット時の揚水動力用電力と数多くの揚水設備を使わなくなったし、載寧江、礼成江の下流地域の水害を予防して国土を保護し、社会主義大地の面貌(めんぼう)をいっそう一新させられるようになったと明らかにした。

報道は、黄海南道水路建設の完工は歴史のあらゆる挑戦を真っ向から突き破って自力復興の大業を成し遂げるべきだという朝鮮労働党の偉大な正面突破戦思想と農村水利化政策の正当性、人民大衆の底知れない創造力を発揮させて偉大な変革を創造していくわが国家の不可抗力的力の明確な誇示になると強調した。

報道は、黄海南道水路は金正日総書記の遺訓と最高指導者金正恩党委員長の遠大な大自然改造構想と精力的な指導によって建設された労働党時代の記念碑的創造物であるとし、次のように指摘した。

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総書記は、チュチェ１００(２０１１)年４月、黄海南道水路工事を２段階に分けて行うことに関する朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員長の命令を下達した。

最高指導者金正恩委員長は、国の農業生産において重要な分を受け持っている黄海南道の穀物生産を画期的にもり立てる上で水路建設が持つ意義と重要性を察し、全党、全国、全人民を大自然改造闘争へと力強く決起させた。

全国の人民が領袖の遺訓貫徹戦、党政策擁護戦の炎を激しく燃え上がらせて、新たなチュチェ１００年代の進軍路に入った２０１２年１月に黄海南道水路の建設が着工した。

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黄海南道水路の建設は、岩盤掘削と土量だけでも１１８０余万立方メートルに及び、数十の水路トンネルと７７０余りの各種の構造物、大規模の用水潜管を持つ１９０余キロの水路を形成しなければならない、今までの自流式灌漑網において規模が最も大きい大建設戦闘であった。

１段階工事の始めから、飛躍の熱風が強く巻き起こった。

建設者は、自力自強の精神力をもって大自然を手なずけながら５年間の苦難に満ちた激戦を繰り広げて朝鮮労働党第７回大会が行われた意義深い年に黄海南道水路１段階工事を成功裏に完工した。

黄海南道水路の建設者は、２０１７年１月から２段階工事に進入した。

１段階工事に劣らず土量の処理と岩盤掘削、コンクリート打ち込みなど、基礎工事から膨大な作業をやり遂げ、貯水池のダムと２００余里（朝鮮の十里は日本の一里に相当）の水路、水路トンネルと潜管、暗渠をはじめとする数百の構造物を建設しなければならない２段階工事もやはり、困難で骨の折れる大建設戦闘であった。

水路建設の基本部門である峯泉湖ダムの建設で新しい基準、新しい記録創造の熱風が強く巻き起こった。

２年以上かかると言っていた越流ダム工事が、たった１年目に完成するようになった。

ロックフィルダムの建設が立体的に行われて１４０万余立方メートルの砂と砂利、粘土で堅固に固められた貯水池のダムが「自力更生」という大型文字を刻んで２０１９年４月、高くそびえ立った。

水路トンネルと土水路の建設場も、るつぼのように沸き返った。

人民のための朝鮮労働党の崇高な意を銘記した突撃隊員の闘いによって浸水地域の人民のための社会主義の理想村が建設され、水路建設場の周辺の山野に良種の木と花低木が根を下ろして風致を引き立てた。

報道は、黄海南道水路の完工を通じて偉大な党の指導があり、自力更生の旗印を高く掲げて飛躍の活路を開いていく人民の底知れない力がある限り、この世に不可能なことはないという真理が再びはっきり実証されたと強調した。－－－