「殺人者は銃殺刑を下すのがわが国の法律だが、未成年者ということもあり、裁判でいかなる判決が出るか市民の関心が高い」(情報筋)
治安が今以上に乱れていた金正日時代には、些細なことで銃殺刑にしたり、射殺したりすることが多かったが、今ではそうもいかないようだ。
(参考記事:北朝鮮の警察官、検問に従わなかった労働者を射殺)別の情報筋によると、この生徒は現在、咸鏡北道保安局(県警本部に相当)の留置場で勾留されている。未成年者は、日本の少年院にあたる少年教化所に入れられるが、凶悪犯罪であるため、民法が規定する成人年齢の17歳に達する来年まで待ってから公開処刑するのではないか、とのことだ。ただ、処刑したところで根本的な問題が解決するわけでは決してない。
(参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美人女優の悲劇)
殺人、強盗、詐欺などの犯罪が相次いで起こり、ほとんどが生きるための生計型犯罪である上に、未成年者が加担している事件が増え、社会不安の要因になっているとのことだ。