金正恩氏「最愛の妹」に忍び寄っていた異変…米朝決裂直後に兆候

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平壌では3月6~7日に党宣伝活動家大会が開かれたが、この大会を主管したのは金与正氏が籍を置くとされる党宣伝扇動部である。部長を兼務する朴光浩(パク・クァンホ)党副委員長は、病気のためか長らく公の場に姿を現していない。そこで、もしかしたらこの大会で、金与正氏が中心的な役割を担い、国内における政治的な「格」をもう一段上げるかもしれないとも思ったのだが、それとはまったく逆に、大会への参加すら報じられなかった。

この大会が開催された当時はまだ、金与正氏の不参加はさほど大きな異変を思わせるほどのものではなかった。ただ、金正恩氏はこの大会に書簡を送り、「宣伝活動をもっと斬新に行え」と檄を飛ばしている。このような新方針が伝達される場に、金正恩氏が信頼を置く実妹が姿を見せないというのは何となく気にかかっていた。

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そこへ持ってきて「謹慎」報道などが重なってくると、大会不参加の事実も重く見えてくる。果たして金与正氏の身に、どのような「異変」が忍び寄っていたのだろうか。